Musik und...

2017年5月に入手したNUVOから始まったフルートと、再開したViolaとのお付き合いメモ。個人的な記録なので、突然公開停止にする可能性も有り。

次回のハッピョー会に向けてひとり選曲会議

さて、ハッピョー会が終わったら、すぐに来年のための選曲が始まる。実際に先生と選ぶのは12月とか年明けなのだが、それまでにネタをある程度揃えておかないと、いきなり先生と選曲、というのは厳しい。なんせ、ヴィオラの曲、というだけで範囲が狭まる。更に、「自分が弾けるレベル」とか「ヴィオラのオリジナル曲」とか要件が付くとさらに厳しくなるばかり…

 自分なりの基準は、「自分が弾けるレベル」というのは勿論なのだが(注:この「弾ける」というのは主観に基づくもので、物理的、テクニック的に「音が出せない」ものを除外する、という意味合い。曲想や表現力、曲としての完成度は度外視)、ハッピョー会というのは曲の紹介の場でもあると考え、せっかく迷・厭・騒を耐えて聴いてくださっている聴衆の方が「辛くならない曲」というのも大事なポイントだ。自分のレベルでそんな曲は弾けないのだが、とかくヴィオラって、謎の超絶技巧的な曲もあるでしょ…ああなると、曲自体が分からないからお客さん( ゚д゚)ポカーンになってしまうので…

 あとは、極力「ヴィオラのオリジナル曲」を弾きたい。ヴァイオリンやチェロの焼き直しじゃなくて、ヴィオラのオリジナル曲の方が、ヴィオラという楽器の個性や特色をよりよく表現できそうだからだ(だからといって、自分にそういう表現の技量が有るかといったら…そこはまあ、鋭意努力中ということでお茶を濁そう)。

 ただ、「ヴィオラオリジナル」にこだわり過ぎるのも良くないかなぁ、とも思うところがある。ともすると「暗い」とか「超絶技巧意味不明」な域に入ってしまいがちなので、そこはもう、「聴いている方が辛くならない」という選曲基準は案外悪くないと自画自賛している。そういう意味では(迷・厭・騒ではあったが)今年のフランクのソナタなどは、結構明るく爽やかなメロディで、最後の最後までみんながハッピーになれる曲調だったのではないだろうか。同じような雰囲気の曲だと、エルガーの「愛の挨拶」とか、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」なんかが良いチョイス。

 さて、そんなことも考えつつ、でも、次回はヴィオラオリジナルにこだわろうか…どうしようか…悩みつつ、YouTubeで演奏動画なども見ながら考える。今まではブルッフの「ロマンス」を弾きたいなあと思ってもいたけれど、なんか今回は敢えて推す気にならず、保留。この間のハッピョー会の演奏の感じだと、シューマンの「アダージョアレグロ」も厳しそうだからパス。そんなこんなで残っているのが

  1. ロンド  94 (A.Dvořák)
  2. Allegro appassionato ( Bridge)
  3. ソナタ( Clark)

辺りだろうか。いやいや、2とか3って難しすぎるかもしれない。けれど、ヴィオラオリジナルでこんな味のある曲があるぞー、という魅力については充分語れる曲だ。

そして1.は、この間ササヤで楽譜を見つけたから買ったけれど、オリジナルはチェロのための曲。だから、これは「ヴィオラオリジナル曲」を優先順に挙げがちな私であれば本来候補から外してもいい曲なのだが…

まあこの辺りを年末まで弾き比べて選ぶことになるか、急遽「これやりたい!」が降ってくるか、さあどうなるか。