笛の世界にはいくつかの閥がある、みたいだ。
それはフランス系ドイツ系とかじゃなくて、「Eメカ要/否」とか、「ブリチァルディキー使用賛/否」の世界。
幸い(⁉︎)なことに、笛先生はEメカ否定派では無かった。楽器は勝手に自分で選んだけれど、私自身は「少なくともいまはEメカ不要とは思えない」からEメカ付いている楽器を買ったし、買った楽器を見せたら「ちゃんとEメカ付いてるし、いいよコレ」だった。
将来的には積極的にEメカ付きを選ぶかどうか分からないけど、業界全体の判断としてそれが「要らないもの、邪道なもの」ならば、とっくに廃れているのでは…
それと同じなのはブリチァルディキーにも言えるのではないかと。頑なに使用禁止という先生がいる一方で、じゃんじゃん使う派の方もいらっしゃる。
こちらも、私の笛先生はじゃんじゃん使う派で、アルテスよりも前の初心者教本のうちから「ココ(ブリチァルディキー)押さえて吹きましょう」と。
大人ならば、先生の言うことを盲信するのではなくて、「なんでですか?」と、その背景を問いてみて、理由が納得できるかどうかが大事な気がする。
ただ、日本のお稽古ごとには、「師匠の言うことは絶対」という風土があるからなぁ…
個人的には大人のメリットは理論的、ロジカルにできることだと思ってるので、「対話ができる」先生であることは重要なんじゃないかと。