Musik und...

2017年5月に入手したNUVOから始まったフルートと、再開したViolaとのお付き合いメモ。個人的な記録なので、突然公開停止にする可能性も有り。

Va発表会のピアノ合わせ:その1

大体そんなものなのかもしれないけれど、発表会のピアノ合わせって、2回くらいしかない。

2年前に出た笛道場の時も最後の2回のレッスンがピアノ合わせだった。

Vaの発表会も、前回も2回だった。

今回は、10日と本番前日(21日)、と言われていて、

「10日って、平日だ、無理かも」と言ったら、グルジア人先生平然と、

「アナタのピアノ問題ナイ、ピアニスト簡単ダカラ」という。

いや、ピアニストの問題じゃなくって「合わせ」の問題だから…

 

不安を感じたし、「弾く」という行為が1回でも増えたほうがいいので、仕事を切り上げて会場に向かうことに。

場所は心斎橋。完全にアウェイなところである。

駅が激しく工事中で、ヤバいくらい通路が狭くなっている。

大丸の中を抜けて、御堂筋の一本東側、心斎橋筋(というのかな)に出てみた。

商店街の中はあちこちから外国語が聞こえている。

軽く迷いつつ会場に到着。しかも先生からは「心斎橋の店に来い」というアバウトな指令しか受けていない。ピアノ合わせの会場どこやねん…と激しく階段を昇って行ったら、4階に着いてしまった。かすかにギーギーガーガー弦をこする音が聞こえてくる。おそらくここだろう。意を決してドアを開ける。

…間違っていなくてほっとした。

既に4人くらいが客席に座って順番を待っている雰囲気。

でも、18時30分には終わるかなあ、と思っていたが…そこからが長かった。

ちびっ子のボッケリーニを聴いたりしつつ、自分の番を待つ。

しかし。

えーーー!グリンカ

そりゃ、ヴィオラ弾きなら選ぶかもしれないけど、通すだけで10分超えるでしょ⁈

1曲6分以内じゃなかったのか⁈

予感は的中し、そこからは「個人レッスン」モードに。

まるで、私たちは「公開レッスンを聴講している音大生」みたいになってきた。まあ、いいことなのだが。

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その後もヴュータンなど、唸るような曲が続く。

ヴュータンがグリンカに聞こえてしまう。味付けの問題か(苦笑)。

地獄の門のような終結部をなんとか聴き終えた時点で18:40だった。

あれ、センセー、19時までじゃなかったっけ?まだ5人は残ってますよ、私も残ってますよ…⁉

どうにかこうにか私の番になり、一番最初のやることは「ピアノの前奏をカットするかどうか」。結局、繰り返しの問題があり、「全部弾く」ことで決着。

速さが安定しないなあ、自分の中で「弾きたい速さ」「弾ける速さ」「理想の速さ」がフラフラしている。

ただ、そんなことはよそに、「ピアノと合わないところ」があるわけではないので、1回通して、後半部分をもう一度弾いたら「オツカレサーン」で、私のピアノ合わせは終了してしまった。それでも10分。

なぜかは分からないが、ぐったり疲れた夕べだった。