気がつけば発表会は明日。
つまり、今日は前日、である。
レッスンとピアノ合わせは別コマなので、それは練習時間の確保という意味ではありがたかった。
前回のピアノ合わせに引き続き、楽器を背負って一路心斎橋へ。
普段の道場への道のりとは打って変わって、非常に賑やかな−或いは騒がしい道中をなんとか潜り抜け、レッスン室に到着。
「本店」のレッスン室にお邪魔するのは初めてだ。5室以上の小部屋があるみたいだが、手前の部屋からはクラリネットやフルートの音が聞こえてくる。
いつも行っている教室はフルートのレッスンはしているみたいだけど、クラリネットは流石に遭遇したことがない。新鮮な感じだ。
充てがわれたレッスンルームはやたらとバカでかい、エレクトーンが何台も置いてある部屋だった。
ピアノもアップライトだけど2台もある。どうやらアンサンブルも対応できる大部屋のようだ。
勿論、前日なのでレッスンはテレマンオンリー。
通して弾いてみたが、できないところはできない、できるところはできる、不安の種は変わらない。
途中の三重音がちゃんと取れるかどうか−そこは1、2の指を「くっ付ける」を意識すること、後半は3の指の位置を「真横に」置く−のだが、さあ明日までに反応できるかどうか。
取り敢えず45分のレッスンが終わり、ちょっと外で冷たい物でも飲んで一息ついた。
ピアノ合わせ2回目は17:30からになっていて、17時過ぎに教室に戻ると、わらわらとメンバーと思しき人がやってきた。前回の合わせの時に見かけた人もいるし、初めてお見かけする人も。前回の流れを見ていたら、こりゃ早く名乗り出てさっさと終えたほうが待ち時間が短い、と踏んで、できるだけ前の方で待つことに。
すると、先生から「今日は必ず8時には終わらないといけないから、さっさとやりマス」と…
今回も一番乗りは小学生くんだった。ボッケリーニのメヌエット。一生懸命熱演している。小学生らしい素直な演奏だ。特にやり直しもなく終了。
次に教本に載っている協奏曲でエントリーした方も、ほぼやり直し無しで終了。前回とは違いサクサク終わっている。
そして次に私が名乗り出て合わせをしてもらうことに。
今回の曲はピアノとタイミングを見計らわないとダメ、という箇所はほとんど無いので、そういう意味では楽だ。特にずっこけるところも無く(除:三重音)終了したが、じゃあおしまい、と思っていたら「明日までに和音、練習ネ」と念を押された…
まあ、泣いても笑っても明日本番だし、別に間違えたからといって粛清されるわけではない…
できるだけの迷・厭・騒をすることにしよう。